しろくまちゃんのほっとけーき
しろくまちゃんがホットケーキを作ります。卵を割って、牛乳を入れて…。焼き上がったらこぐまちゃんを呼んで、二人で「おいしいね」。見開きいっぱいに描かれたホットケーキの焼ける場面は、子どもたちに大人気。
愛読者カードより
- 最近、2歳の息子は料理に興味があって、材料を混ぜたりするのが大好きです。だから『しろくまちゃんのほっとけーき』がすぐに好きになりました。「たまご ぽとん」と私が読むと、息子はニコッとして「あっ、われた!」と言い、混ぜる場面では混ぜるまねをします。ホットケーキを焼いてるページでは、「ぷつぷつ」「まだまだ」などとすぐに覚えました。そして、できあがったホットケーキを私に食べさせてくれます。絵本でこんなに表情が豊かになるんだとビックリしました。(福岡県 S・I さん)
- 『しろくまちゃんのほっとけーき』は、私も大好きな絵本でした。娘がじっとすわって読むのを聞いてくれたのは、この本が初めてでした。そして、数回読んだだけで、文をいくつか覚え、気に入ったセリフは自分で言ってくれるようになりました。言葉の面ではのんびりしている娘にとっては珍しいことで、とてもうれしかったです。放っておいても、ひとりで絵本を開いては、かわいい声で読み上げています。見た目の美しさとわかりやすさに加え、子どもが飽きない程度に短く、覚えやすいセンテンス。この本のすばらしさは、20数年前、自分が読んだ時と変わっていません。(三重県 K・Nさん)
- 初めて『しろくまちゃんのほっとけーき』に出会ったのは、病院の待合室でした。引越しをして初めての病院、先生…、いつもはおとなしく待つことのできていた息子が、待合室の中をバタバタと動き回っていた時、本のラックの中から、この絵本を持ってきて「読んで…」と、1回、2回、3回…6回も読みました。とても気に入ったらしく、診察室の中まで持っていきました。それから1ヵ月後、また病院へ行くことになった時、「ホットケーキの本の所?」と楽しみに行きましたが、ラックの中に本はありませんでした。息子はラックの中を、ずーっと、ずーっと探していました。それからしばらくは、「ほっとけーき、なかったね」と、さびしそうに言っていたので、本屋さんでこの絵本を見つけた時、息子は大喜び。今では、昼寝の前、夜寝る時は必ず、そして外出先にまで持って行っています。「ボクももっと大きくなってお兄ちゃんになったら、ママにホットケーキ作ってあげるね!ママと半分こしようね」と言ってくれるようになりました。そして、ママにこの本を(暗記したらしく)読んでくれるようになりました。(埼玉県 K・Aさん)
- 私が子どもの頃に読んだ本を、今は子どもに読んでいるといううれしさもある『しろくまちゃんのほっとけーき』。夜寝る前に、読みたい絵本を自分で2冊選ぶ2歳の娘は、絵本が届いてから毎晩「これ、読むー」と持ってきます。そして、1冊につき2回は必ず読んでいます。
最後にしろくまちゃんとこぐまちゃんが一緒にホットケーキを食べているところになると、こぐまちゃんのホットケーキを私に「あ〜ん」と食べさせてくれます。私が同じように、しろくまちゃんのホットケーキを「あ〜ん」と娘に食べさせてあげると、「もう食べちゃった」と…。この言葉を聞いて、娘はしろくまちゃんになりきっていたのかな!? と思いました。絵本を通して、娘の今までになかった一面を発見し、もっともっといろんな絵本を娘と読んで(見て)、一緒に絵本の世界に入りたいと思いました。大きくなっても本の好きな子でいて欲しいです。(愛知県 S・Nさん)