子どもに語る 日本の昔話3
数ある日本の昔話の中から、子どもが喜ぶお話を厳選し3巻に収録しました。方言の味わいを適度に残しながら、聞いてわかりやすい言葉で、日本人の心の奥の豊かな世界を紡ぎだします。
愛読者カードより
- 方言の部分がとても楽しく、一話一話読み聞かせる前に、「今度は○○県のお話やね」と言ってから、子どもたち(5年と3年の男の子)に聞かせております。子どもたちは、自分で本を読む楽しさを十分知っていますが、この本をきっかけに、再び、読んでもらう(聞かせてもらう)楽しみを思い出したようです。(京都府 H・Nさん)
- 9歳と4歳という年齢差のある子どもたちなので、絵本もそれぞれ別の本です。でも、おやすみ前の父親によるお話タイムは、このシリーズに限っていて、ふたりとも大満足しています。(鹿児島県 M・Kさん)
- 言葉の美しさ、とくに“話し言葉の美しさ”に魅せられています。その美しさに触れたくて、民話を読んでいるのかもしれません。人の心を、こんなにもやさしく、温かくさせる言葉があるなんて涙ぐんでしまいます。(大阪府 M・Tさん)
収録話
うさぎとひきのもち争い/はなたれ小僧さま/ねずみ浄土/なら梨とり/三つのねがい/天福地福/かちかち山/足折れつばめ/食わず女房/運定めの話/とりつこうか ひっつこうか/五分次郎/おっぽの釣り/和尚と小僧(あめは毒/あゆは かみそり)/桃太郎/まのいいりょうし/天人女房/おおみそかの火/手なし娘/干支のはじまり/若返りの水/絵姿女房/宝化け物/団子むこ/長い話・短い話 全25話収録