子どもに語る グリムの昔話2
原文に忠実な翻訳で、素朴で骨太なグリムの魅力を伝えます。練られた訳文は、声に出して読みやすく、聞いているとお話の情景が浮かんでくると好評です。
愛読者カードより
- 子どもたちが眠りにつく前のひととき、1話ずつ読んで聞かせています。本好きの長女は、目をこすりながらも、お話が終わるまで眠ろうとしません。そして、「もう終わり?もっと聞きたい」とせがむほどです。グリムの昔話が、こんなにたくさんあるとは知りませんでした。しかも原書のままなので、全巻読破したいと思います。(神奈川県 K・Kさん)
- 5歳の娘は、「白雪ひめ」のような長編もよく聞く。聞きながら、緊張したり安らいだりが表情に表れ、最後のところでため息をつき、その後ニッコリする。親の方も、語っているうちに心の内側が耕されているようだ。(神奈川県 K・Aさん)
- 地味なお話だと思うのに、子どもは目を輝かせていろいろ感想を述べて眠れなくなってしまいます。子どもの頃、現代の国内の作家の創作物はあまりくり返し読まなかったのに、グリムなどの昔話は、くり返し読んで飽きなかったのを思い出しました。(東京都 R・Tさん)
収録話
みつけどり
ねことねずみのともぐらし
あわれな粉やの若者とねこ
貧乏人とお金持
みそさざいとくま
かえるの王さま
白雪ひめ
かしこいグレーテル
六人男、世界をのし歩く
十二人兄弟
雪白とばら紅
全11話収録
付録・小冊子「グリムを語る」vol.2(荒井督子)