しっぽや
公園に突如としてあらわれた、見るからにあやしいフードの男……。
男が引いている屋台には「しっぽや」の看板。
この男が売るのは、専用ののりをつけるとピタリとおしりに貼りつき、
自由自在に動かせるという、なんとも不思議なしっぽ。
そんなもの、いったい何に使うの!?
しかし軽妙な売り文句に、たちまちしっぽはソールドアウト!
町はしっぽをつけた人でいっぱいになりました。
ところが……。
愛読者カードより
- しっぽをつけるとみんながしっぽを使うようになるという展開も、動物のしっぽで野生化するという展開も、人間と動物とは?と考えさせられるなと思って読みました。(大阪府 Y・Tさん)