愛読者カードより
- (年長のクラスで読み聞かせをしたところ)かえるくんがおひさまに出会い、雨に出会い、「さびしくはないのかい?」と聞かれ、凛として答える様子に子どもたちは笑顔になっていました。そして文を耳にする前に、絵から「今度は土かな?」「次は風だね?」と絵をとても楽しんでいる様子でした。大人よりも自然を良く知っている子どもたちには、かえるくんと同じ気持ちで絵本の中での自然との出会いを楽しめるのでしょう。興安氏の絵から、絵本を通して本物に出会うことは大事だ、子どもの心を動かすのは本物の絵でなくてはならないと感じました。(千葉県 H.Mさん)
- ページが進むたびに、絵画展で絵を観賞しているような気持ちになりました。娘はページごとに出てくる登場人物にずっとニコニコしていました。かえるの言葉もしんみりするようで、「わたしもね〜だったよ」と自分に置きかえて共感している娘でした。(北海道 M.Aさん)
- 今までのこぐま社の絵本になかった新しい空気感のようなものを感じました。「ぼく」という一人称で語られる、豊かな自然とのやりとり。かえるくんは心を開いているからこそ、そこにいつもある自然と、心を通わせることができるのですね。すべての「かかわり」方に通じる極意だなと思いました。(愛知県 K.Nさん)