子どもと本の世界に生きて 一児童図書館員のあゆんだ道

アイリーン・コルウェル 著  石井桃子 訳

定価 1,870円(本体 1,700円)

  • 商品番号
    1814
  • 年齢の目安
    大人から
  • ページ数
    264ページ
  • サイズ
    小B6判
  • ISBN
    978-4-7721-9017-6
  • 発行年
    1994年発行

英国の児童図書館員の草分け、コルウェル女史の自伝。事務的だった図書館の仕事を、子どもと本を結びつける喜びや報いのある仕事に変えていった感動的な記録。巻末に来日した際の講演録を収録。

愛読者カードより

  • 図書館の司書をしています。「図書館におけるストーリー・テリング」の章は、大変ためになりました。司書という仕事は、日々の勉強と愛情と、両方あふれ出るほどではないと…と反省しました。子どもと接する機会のない司書の方にもお薦めしたい本です。(北海道 M・Kさん)
  • 子どもと本について、とても興味があったので、楽しく読ませていただきました。おびただしい数の本が出版されている近年、親も本を見る目を養わなければと改めて思わされました。また、子どもに本好きになって欲しいと願うと同時に、私自身も読書の喜びを常に感じていたいと思います。(大阪府 J・Fさん)
  • 久々に感動した本です。児童図書館員というものがどういうもので、どういう役割を果たすべきものなのかが、とてもよくわかりました。家庭においての子どもと本との関係について、子どもが好きな時に好きなように本を手に取れる環境(本が生活の一部としてあること)、このことは、このごろ感じていただけに胸に響きました。この本を読んだ後、『子どもたちをお話の世界へ ストーリーテリングのすすめ』も読み始めました。(岐阜県 N・Hさん)

目次

日本のお友だちへ

I)私が児童図書館員になるまで

1.少女時代  
本の虫」/移り歩いた町々/ゆくべき道

2.学生時代  
ロンドンへ出る/図書館学部/子どものための仕事を求めて/下宿生活/かなしいラテン語/最後の一年

3.最初の仕事  
最初の仕事/工場町の宿/職場/実務になれる/本館児童室/図書館員のつとめ/ランカシャー風景/分館児童室/私の児童室/いじめっ子たち/挫折/冒険にふみきる

4.図書館づくり
面接試験/ランカシャーを去る/ヘンドン市児童図書センター/本を選ぶ/図書センターの準備始まる/最初の借り手

5.小さなはじまりから
ふえる図書センター/ヘンドン図書館の誕生/新しい館長のもとで/いよいよひっこし/新図書館の出発/子ども・本・親たち/こまかい工夫/それから

II)図書館におけるストーリー・テリング

子どもはお話がすき/発声の勉強/はっきり話す/BBCの試験に落第/「お話の時間」はじまる/二十五年を語りつづける/同好の友/今日の子どもにも お話を/お話の歴史/よく語るには/話の準備

III)児童図書館員であること

訳注
訳者あとがき
付録―講演録「子どもと本」 訳・松岡享子
訳注

 

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