お知らせ
News

絵巻えほん 虫


eyecatch

「絵巻えほん」は、こぐま社が1980年代から継続的に刊行してきた、特別な形の絵本です。“絵を読む楽しさ”を大切に絵本を作ってきた小社は、日本の伝統的表現である絵巻物と、ヨーロッパのポスター絵本(昔話等を一枚絵で表現し、ポスターにしたもの)に着想を得て、「絵巻えほん」という形態を編み出しました。

 

今回、約20年ぶりに「絵巻えほん」の新刊に挑戦してくださったのは、『カブトくん』で知られる昆虫絵本作家、タダサトシさんです。2歳頃から無類の虫好きであるタダさんは、幼い頃、図鑑のように個々の生態が書いてあるものだけでなく、実際にいつ、どんな場所に行けばどの虫に出会えるかがひと目でわかるような本がずっと欲しかったのだそうです。その長年の夢を、大画面で思う存分美しく、精緻に描いて実現していただきました。

絵巻えほんシリーズ20年ぶりの新刊!

タダサトシさんのアトリエには、本物のカブトムシやセミの標本がたくさん保存されていて、絵を描くときには、その個体を手に持って、実際に羽を広げたり観察しながら細かい部分まで描き込んでいきます。虫が苦手な人にとっては「キャ〜」と悲鳴が上がりそうな状況ですが(笑)、子どもの頃からの「好き」を極めた人の純粋な姿は、胸を打つものがあります。制作の様子は、小社SNSでも配信予定ですので、ぜひご注目ください!